日常点検は効率よく行えば面倒ではありません。次の流れで実施してみましょう。

1.エンジン・ルーム点検 → 2.クルマのまわり点検 → 3.運転席に座って点検
  6.タイヤの空気圧のチェック
タイヤの指定空気圧は、運転席ドアの端やセンターピラーに貼付されているラベルに表示されています。
■ウンイド・ウォッシャ・タンク
1.タイヤの接地部のたわみの状態により、空気圧が不足していないかを点検します。なお、タイヤゲージがあれば、より正確に点検できます。
●空気圧が低いと燃費に影響します。
●ときどき、スペア・タイヤの空気圧も点検しましょう。
  7.タイヤの亀裂、損傷および異常な摩耗のチェック
1.著しい亀裂や損傷がないかをタイヤの全周にわたり点検します。また、釘、石、その他の異物が刺さったり、かみ込んだりしていないかを点検します。
2.タイヤの接地面の片側だけや一部だけが異状に摩耗していないか点検します。
●亀裂、損傷や異状摩耗したタイヤでの走行はとても危険です。早急に取り換える必要があります。
■ブレーキ・リザーバ・タンク
  8.タイヤの溝の深さのチェック
1.溝の深さが十分あるかをスリップ・サインなどにより点検します。
デプスゲージを使用すれば残り溝の深さがわかります スリップ・サイン(この部分のタイヤの溝がとぎれています)

●スリップ・サインは、タイヤの溝の深さが1.6mm以下になると現れます。溝が浅くなるとタイヤがスリップしやすくなり、特に雨天時には大変危険となりますので、スリップ・サインが現れたら、タイヤを交換しましょう。
  9.ランプ類の点灯、点滅およびレンズの汚れ、損傷のチェック
1.エンジン・スイッチを入れ、ヘッド・ランプ、テール・ランプ、ライセンス・ランプ、ブレーキ・ランプ、クリアランス・ランプ、バックアップ・ランプなどの点灯具合やウインカ・ランプの点滅速度が不良でないかを点検します。
2.レンズなどに汚れや損傷がないかを点検します。
 

制作・著作 美作自動車整備協同組合