日常点検は効率よく行えば面倒ではありません。次の流れで実施してみましょう。

1.エンジン・ルーム点検 → 2.クルマのまわり点検 → 3.運転席に座って点検

日常点検は、ユーザー自らが走行距離や運転時の状態などから判断して実施するもの。長距離走行前はもちろん、洗車や給油の際などに行いましょう。また、自分でできない時は、整備事業場に依頼しましょう。
  1.ウンイド・ウォッシャ液の量のチェック
1.ウンイド・ウォッシャ液の量が十分あるかを点検します。
●ウォッシャ液がからの状態でウォッシャ・スイッチを入れると、モーターが破損することがあります。
■ウンイド・ウォッシャ・タンク
  2.ブレーキ液の量のチェック
1.ブレーキ・リザーバ・タンク内の液量が規定の範囲(MAXとMINの間)にあるかを点検します。
●ブレーキ液の減り具合が著しいときは、ブレーキ系統からの液漏れが考えられます。整備事業場へ依頼して原因をつきとめましょう。
■ブレーキ・リザーバ・タンク
  3.バッテリ液の量のチェック
1.バッテリの液量が規定の範囲(UPPERとLOWERの間)にあるかを車輌を揺らすなどして点検します。
●バッテリ液は腐食性が強いので、体、衣服、車体などに付着しないよう注意しましょう。
  4.冷却水の量のチェック
1.ラジエータ・リザーバ・タンク内の冷却水の量が規定の範囲(FULLとLOWの間)にあるかを点検します。
●冷却水の量が著しく減少しているときは、ラジエータ、ラジエータ・ホースなどから冷却水が漏れているおそれがあります。
■ラジエータ・リザーバ・タンク
  5.エンジン・オイルの量のチェック
エンジン・オイルの量がオイル・レベル・ゲージにより示された範囲内にあるかを点検します。
●オートマチック・トランスミッションのオイル・レベル・ゲージと間違えないようにしましょう。
●エンジン・オイル、オイル・フイルタは定期的に交換する必要があります。
1.平らな場所でエンジンを止めた状態で、オイル・レベル・ゲージを抜き取ります。 4.もう一度抜いてオイルの量がオイル・レベル・ゲージの規定の範囲内(HとLの間)にあるかを確認します。
 
2.オイル・レベル・ゲージに付着しているオイルを抜き取ります。 5.オイル・レベル・ゲージを元の位置に差し込みます。
   
3.オイル・レベル・ゲージをいっぱいに差し込みます。

制作・著作 美作自動車整備協同組合