日常点検は効率よく行えば面倒ではありません。次の流れで実施してみましょう。

1.エンジン・ルーム点検 → 2.クルマのまわり点検 → 3.運転席に座って点検
  10.ブレーキ・ペダルの踏みしろおよびブレーキのききのチェック
●床板とのすき間が少なくなっているときや踏みごたえがやわらかく感じるときは、ブレーキ液の漏れや空気の混入によるブレーキのきき不良のおそれがあります。
1.ブレーキ・ペダルをいっぱいに踏み込んだとき、床板とのすき間(踏み残りしろ)や踏みごたえが適当であるかを点検します。
  11.パーキング・ブレーキ・レバーの引きしろのチェック
1.パーキング・ブレーキ・レバーをいっぱいに引いたとき、引きしろが多すぎたり、少なすぎたりしないかを点検します。
  12.ウンイド・ウォッシャの噴射状態のチェック
1.ウインド・ウォッシャ液の噴射の向きおよび高さが適当かを点検します。
  13.ワイパの拭き取りの状態のチェック
1.ワイパを作動させ、低速および高速の各作動が不良でないかを点検します。
2.ウォッシャ液がきれいに拭き取れるかを点検します。
●ワイパのから拭きは、ガラスを傷つけますので、ウォッシャ液を噴射してからワイパを作動させましょう。
  14.エンジンのかかり具合および異音のチェック
1.エンジンが速やかに始動し、スムースに回転するかを点検します。また、エンジン始動時およびアイドリング状態で、異音がないかを点検します。
  15.エンジンの低速および加速の状態のチェック
1.エンジンが暖まった状態で、アイドリング時の回転がスムースに続くかを点検します。
2.アクセル・ペダルを徐々に踏み込んだとき、アクセル・ペダルに引っ掛かりがないか、また、エンスト、ノッキングなどを起こすことなくスムーズに回転するかを走行するなどして点検します。
●走行チェックもしてみましょう。

制作・著作 美作自動車整備協同組合